Lさんは公園で働くお姉さんです。馬をはじめとした動物達の飼育や、動物教室に通っている小学生達の面倒をみたりしている人です。その年齢とは思えないほどの落ち着きっぷりで子供たちをまとめたり、後輩に指示したりしているとても素敵な女性です。ちなみにLはNickNameの略称です。本名はしらないけど、そのNickNameで地域の人は誰か解ると思うので一応頭文字で。
# Death Noteみたいだ。


娘は馬が大好き。その馬に乗せてくれる公園のお兄さんお姉さんも大好き。とりわけ、Lさんが一番好きです。

公園に行く = 馬に乗る = Lさんに会いに行く。

という感じ。Lさんが馬の担当じゃないと目的が「馬に乗る」や他のお兄さんお姉さんとお話しする。になるけど、第一目的はLさんとお話しをするだと思います。
体を動かす遊びよりも、公園で人を観察したりする方が好きな子供なんで、馬に乗ってお話しをするというのが彼女にとってはとても楽しいことなんだろうと。とりわけLさんとは保育園に通うまえから遊んでもらっているから娘はかなーりLさんが大好きな訳です。


そんなLさんが公園からいなくなってしまうということをきいた娘はまずさっそく何かをあげたいと思ったらしく、嫁に「クッキーつくってLにあげよう」と言いだした。花を添えて。
いなくなるっていっても今日じゃないのになぁと思いつつ、その日のうちに渡しにいった。
でも恥しいのかあまり会話はできず。


で、先日の日曜日、恐らくLさんと会える最後の日。
またもやプレゼントをしたいと。
今度は写真とお手紙とお花の3点セット。

いつも通り公園で一日中馬に乗りつつも、写真を撮れ、と事あるごとに娘は言う。
親としても娘の思い出に残るであろうLさんとの2shotはやはり残したいしと思いカメラマンに奮闘しました。なんたって、2歳の頃からのお付き合いだ。保育園の先生や友達よりも長い。保育園に入る前はほぼ毎日会っていた訳だし。

一度家に帰り、プレゼントの準備をして、公園が閉る直前に待ち伏せ。

Lさんを見付けた娘は走ってLさんのもとへ。
お花と写真とおてがみを渡して、握手したは良いが、あまり話ができず、サァーッと走っていってしまった。まだ恥ずかしいらしい。

僕や妻もひと通りお別れした後、嫁と僕と娘と3人で歩いて帰っていたら、急に娘が木に寄りかかって目をウルウルさせながら
「Lとおはなししたい」
と。

嫁と僕はじゃー、今から走ってもう一度「ありがとう」と言ってこいと。
そしたら娘はまたもや、5歳児とは思えないスピードで走りだす。

Lさんを見つけて、またもや目をウルウルさせて、

「いままであそんでくれてありがとう」

と渾身の思いを込めてLさんに伝えることができた。
がんばったぞ。娘。

なんとか満足した娘は、帰り際
「もうなかない!!」
と。
そんなセリフを言いながら歩く姿はとてもかわいらしく、そしてなんかすげー成長したなぁと感慨深かった。
##親バカ上等。

出会いと別れが人を成長させるとは言うが、娘にとってもそうだったのだと思う。

Lさん今迄娘と遊んでくれてありがとうございました。
新天地でのご活躍を影ながらお祈りしております。

##しかし、プレゼントをあげたりクッキーを焼いたり花をあげたりというのはモトモトは嫁の発案。
##普段は激しく冷めている嫁だが、こんなところは気が効くというか、人の心を思いやるというか。
##その数千分の1でよいからオレにもむけてくれれば良いのに。。。。(ToT)

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このページは、isseiが2007年3月19日 20:14に書いたブログ記事です。

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